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あれやりたい!
登場人物 陛下、夕鈴、方淵
カップリング なし?陛下が遊んでいます

短い軽い話です。
漫画にしたかったけど挫折した。

つづきからどうぞ!


――――


衣が床にこすれる音がした。
柔らかい音から、布の薄さが分かる。
位の高い女人の衣だ。
この王宮で、しかも政務室から後宮へと続く道をあるく女人は一人しかいない。
道を譲るのは癪に障るが、致し方ない。
官吏は、妃に、道を譲るものだ。
認めていようがいまいと。
「む」
壁際にすっと寄ろうとしたら、
目の前の人物も同じ方向にずれる。
面倒だがまた違う方向へ動けば、
彼女も同じように避ける。
右に動く。
道をふさがれる。
左に動く。
相手も左に動く。
何度か繰り返したあと、
方淵は目の前を困惑した顔で動く夕鈴をにらんで叫んだ。
「何がしたいのだ貴女は!」
「え?に、荷物が多い貴方に道を譲ろうと…」
「妃が道を譲るな」
「…」
キッと一睨みすると、夕鈴は納得のいかない顔をしつつも、
しずしずと開けられた道を通った。
「いつまで廊下でうろうろしている気だ」
「なんでもありませんわよ!」
方淵が背丈より高くつみあがった荷物を持っているから、
心配で振り返ったというのに、
それも怒られて散々な気分がした。
「…なによ」





---


「…陛下?」
「ん?なに?」
「あの、通りたいんですけれど」
「いいよ」
「じゃあ失礼しま…」
「うん」
「へーか!」
「なに」
「通れませんよ!さっきからどうして私が退くほうに一緒に動くんですか!」
「そんなことないよ。道を譲ってるだけ」
「…むむ」
「どーぞどーぞ」
「はっ」
「はい、だめー」
「もおおお!だめってなんですかだめって!わざとじゃないですか」
「もう一回!ほらがんばって」
「がんばってって陛下ー…ここだっ!」
「ははは。捕まえちゃった」
「このままじゃ絶対通れないんですけど」
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初めまして。うさきです。
他にも色々とコメントさせていただきましたが、この方淵と夕鈴のやり取りを絶対陛下は目撃してヤキモチやいていたのではないかなー?と思いました。
とても、面白かったです!
うさきさんへ
うさきさん。こんにちは。はじめまして。
この話実はお気に入りなので、反応いただけて嬉しいです!
後宮入りまでの間にますます絆が深まった(?)夕鈴と方淵は2部でも接するときはあるんですかね~
陛下は夕鈴と接する全てのものにヤキモチを妬いてるんだと思ってます。この後方淵はいつもより大変な仕事を押し付けられたかもしれないですね。
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secret


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