スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
おさけのせいなので
登場人物 陛下、夕鈴
カップリング 陛下x夕鈴

・お そ い★ ですがまだまだクリスマス企画です。もう2月になるんですか。嘘だろう。
・リクエスト内容は
『夕鈴が間違えてお酒を飲んでしまい、陛下を押し倒す・・・が、寝てしまう。
というシュチレーヨンで陛下視点で』


つづきからどうぞ!


更新が滞っております。すみません。
たんに文章が書けないだけです。
時間とネタはあるのですが、話にならないので1つ書くのに膨大に時間を消費しています。

もー陛下ーの心情がー私には分からないのよ。
でもこの話、陛下が夕鈴のこと好きじゃないと成り立たないから普通に両思いでギャグっぽいです。

そうそう、最新話もう発売されたんですね…
まだ読んでないんですけど…ま、まちどうしい…!6巻も待ちどおしい!
今回みなさまうはうはされてますよね!なにそれ仲間にいれてください!早く読まないと!



―――――――――――


あー、酔ってる。
顔を見たらすぐ分かるよ。

ほんのり赤い頬に、少しうるんだ瞳。
夕鈴はだるそうな足取りで歩いてきて、僕の腕をつかんだ。
ほとんど倒れこむような形だったので、
咄嗟に身体を支える。
かすかに甘ったるくて重いにおいがする。
「夕鈴、お酒飲んだでしょ?」
彼女がお酒を飲んだらどうなるか。
いつもより少し強気で大胆になって、
子どもみたいに大きな声を出す。
人の言うことはあまり聞かない。
見ているのはおもしろいのだけど、
火照った肌と、少しはだけた寝衣は正直心臓に悪い。
その上、突然抱きつく、というか倒れこんできたり、
いつもは想像できないくらい顔を近づけたりしてきて、
予想外も超える行動をする。
「おさへなんか、のんれないれす」
そういいつつも、夕鈴の言葉はほとんど理解できないくらいめちゃめちゃな発音になっている。
自分の足で身体を支えようとしては、
ふらついて危ない夕鈴に腕を貸す。
机の上にある湯のみを手にとると、かすかに酒の香りがした。
「これ、どうしたの?」
「・・・え?なんかいーました?」
「このお茶どうしたのかな、って思って」
「がいこくの、おちゃですよぉ、もらったんれす。
さむいと、きに、のむって、ふふふ」
楽しそうにしちゃって。
「そっか」
どうせ明日になったら覚えていないだろうから、
猫にするように頭を撫でる。
「ふふふ」
とりあえず、これ以上は夕鈴の口に入らないように、
湯のみの中身は飲み干した。
甘くてとろみのあるもので、酒の味もほとんどしないし弱いのだろう。
「寒かったの?」
「ううん…あついれす」
夕鈴はするりと帯を解いてしまって、それが床に落ちる。
「ちょっと、何してるの!」
厚みのある衣も床に落ちる。
もう一枚中に着ているからまだいいのだけど、
布が薄いし衿が深くて、人前に見せるものではないと思う。
「へーか」
夕鈴の腕が腰にのびて、抱きしめられる。
寝衣越しに伝わってくる体温はかなり高い。
これは暑いだろうね。
ほんとに酔っ払うと子どもみたいになるんだから。
床に落ちた衣はそのままでいいだろう。暑いって言ってるし。
早く寝台に運んで、もう寝てもらいたい。
これ以上問題のある行動に出る前に、すぐ寝て欲しい。
僕もすぐ部屋に戻る。
それが平和だ。
「どうしたの?」
「んー、ふふふ」
「なにかいいことあったの?」
ほんとうに楽しそうで、にこにこと気の緩んだ笑みを浮かべている。
「へーか、今いそがしいんですねえ」
「まあ、そうかな」
「あんまりあえないから、さみしかったんですよお」
少し酔いがさめてきたのか、夕鈴の呂律はまともになってきた。
夕鈴の口から出たとは思えない言葉で、少し嬉しいなとも思うけど、
どうせならお酒の入ってないときにしてほしいな。
でも、普段どおりの夕鈴なら、僕にむかって寂しいなんて絶対言わないのだろう。
「ごめんね」
「今いっしょにいてくれるから、いいんです」
かわいい。
僕に抱きついて、頬を摺り寄せてくるのは本当に猫みたいで、
こうして甘えてくれるなら、たまにはお酒も悪くない。
あのお茶を贈ったやつはあとで問いただすつもりだったけど、
今回は見逃すことにした。
「夕鈴はかわいいね」
「ほんとにおもってますかあ?」
「ほんとだよ」
「えー、へいか、うーそつき…うー。ちょっと、ねむいです」
嘘つきだなんて、心外な。
眠いのだったら好都合だけど。
ふらっと傾きながら夕鈴が離れる。
急に外に投げ出されたみたいに冷たくなる。
この部屋は、結構寒かったのか。
せっかく抱きしめてもらえたのに残念だけど、
寄りかかって力の抜けた夕鈴を抱き上げて、寝台に寝かせた。
「おやすみ」
倒れた夕鈴にそう告げて、
髪を撫でた。
明日になったら、お酒を飲んだことは忘れて、
頭が痛い、といいながら起きてくるんだろう。
僕に抱きついたこととか、絶対忘れてるだろうし、
そう言ってみれば、大慌てで謝るんだろう。
夕鈴が慌ててるのを見るのはおもしろいから、
朝一番に会ったら、夜なにがあったか覚えてる?って聞いてみよう。
「また明日ね」
忘れてしまうと思うとなにをしてもいいかなという気にもなってきて、
うつぶせになった夕鈴の、寝台に投げ出された手に口付けした。
「…へいか」
「ん?」
あ、起きてたのか。
「へいかもねませんか」
「え?」
夕鈴は顔だけ僕のほうへ向けている。
頬はまだ赤くて、目もぼんやりとしている。
なにを考えているのか、全然読み取れない。
「えーと…今日は、戻るよ」
「どーしてですか?」
夕鈴が僕の手をつかむ。
身体をゆっくり起こす。
どうしてって言われても…。
忘れてしまうならなにをしてもいいかな、なんて思ってしまったのに、
隣に寝れるわけがない。
しかも夕鈴、酔っ払ってるし。
本当に、お酒入ると何を言い出すかますます分からない。
「わたしといっしょに、いるの、いやなんですか」
嫌なわけない、と思わず返しそうになって口をつぐんだ。
夕鈴は頬をふくらませる。
不服そうな顔をして、僕の手は離してくれなくて、
泣きそうにもみえる。
でも正直言うと、泣きたいのは僕のほうだから。
これだけ言っておいて、
朝寝台で隣にいるのを見たら、
顔を青くしたり白くしたりして、
泣きながら怒るんだろうし。いや、謝るのか。
どっちだか分からないけど、
嫌がるのは確実だ。
これ以上夕鈴に嫌われたり、怖がられたりするのはもう嫌だから。
「へーか」
手を引かれたから、抵抗はしないで寝台に腰をかけた。
「どうしたの、夕鈴?1人で寝ると寒いの?ちゃんと服着たら?」
少し帯がゆるんでしまったらしくて、鎖骨が見えている。
引っ張れば肩も見えてしまいそうだ。
もちろんそんなことはしないけど。
夕鈴は何かを考えるように、眉間に皺を寄せている。
そして、のろのろした動作で動く。
膝を立てて、僕の肩に手をおいた。
「わっ」
影のかかった夕鈴がすごく綺麗だった。
見とれていたその一瞬に、
夕鈴の体重を支えきれずに後ろに倒れた。
「ごめん。ぼーっとしてて」
一緒に倒れた夕鈴に声をかけると、返事がなかった。
僕の上に死んだように乗っている。
「夕鈴?痛かった?寝てる?」
もう一度話しかけたらゆっくり動いた。
「…」
「夕鈴?」
夕鈴の顔がちょうど上にある。
まるで僕が押し倒されたように、
僕たちは寝台の上で向かい合っているわけだ。
これって結構珍しい状況なんじゃないだろうか。
「陛下」
夕鈴の顔がぐっと近づく。
思わず心臓がはねる。
夕鈴はなにも考えずにやっていことだし、動揺してはいけない。
相手は酔っ払いで、しかも夕鈴だ。
それを忘れないようにしないと、なにかしら失態をおかすことになりそうだ。
「君からこんなに近くにきてくれるなんて嬉しいな」
そうして頬に手を添える。
僕から近づけば、夕鈴はすぐ逃げるはず。
その間にどこうと思う。
「ほんとに、そうおもってますか」
あれ?
夕鈴は動かない。むしろ近づいてきた。
酔っ払ってるからだめか。いつもよりますます難しい。
「私の言葉を疑うのか」
明日になったら忘れるから、
今ならなにを言ってもいいだろう。どうせだから好きなことを言っておこう。
僕の言葉は相手にされず、消えてしまう今なら。
「私は、君の言葉やしぐさの全てに惑わされてしまうというのに、
君から目を離したくないんだ。
こうして、いつまでも私の手の中にいてくれ、夕鈴…って、あー…うん、聞いてないね」
聞いていないだろうなとは思ったけれど、
夕鈴は焦点の会わない目で僕を見ていて、
少しふらふらするそのたびに衣がずれて、ついに肩が見えた。
裾を引っ張ると元の位置に収まる。
「ほら、ちゃんと直して」
人がせっかく真面目な話をしたっていうのに。
もちろん、夕鈴が覚えてないってこと前提でこそ言えることだから、
情けない話ではある。
「陛下」
「はいはい」
ああ、もう。
夕鈴は首をかしげて、僕をじっと見てる。
そういうのやめてって言ってるのにほんとに、酔っ払った夕鈴っていうのは手におえない。
鎖骨も肩も見えちゃって、恥じらいもなく僕にまたがって、
襲ってくれといっているようにしか思えない。
他の男の前で、酒を持たせないようにしないと。
「…って、またずれてるよ」
せっかく直した衣がまた肩から滑る。
夕鈴の肩幅が狭すぎるのか、衣が大きすぎるのか。
「知らない」
「…あのね、夕鈴、そういうのだめだよ」
「なにがです。陛下には関係ないです」
「はぁ…」
肘を支えにして体を起こす。
僕が急に動いたことで、夕鈴は反応しきれなくてぐらついた。
その腕をとって、寝台に押し倒した。
「関係なくなくないよ。女の子なんだから、こんな格好だめでしょ」
「なにいってるんですか」
「理解できないの?…分からないなら、分からせてあげようか?」
目の前の夕鈴の表情は無表情だ。
驚きも泣きもしないことに、僕のほうが少しひるんでしまう。
お酒の力って本当に怖い。
「なに言ってるんですか?私のこと、女としてみたことなんかないくせに」
「え?」
夕鈴の目に薄っすらと涙が浮かぶ。
泣くの、今なの?
「夕鈴、僕は…」
一粒だけ涙をすくう。
笑顔はもちろんいいし、怒った顔も好きなんだけど、
泣いているのも嫌いじゃない。
「いや…いいや、目、閉じて」
夕鈴がゆっくり目を閉じる。
頬に手を添えて、少し顔を近づけた。








「分かってたけどね…」
夕鈴の首が、かくん、と横に傾いた。彼女が目を閉じたのと同時だ。
恐る恐る口のところに手をかざすと、弱い息が規則正しく漏れてきた。
「こういうふうになるって初めから知ってたから、いまさらびっくりなんてしてないよ」
だれが聞いているわけでもないのに言い訳のように口にする。
そうだ、びっくりはしていない。
お互いの唇が触れるほんの数秒前に夕鈴が熟睡していることに気づいたからって、
驚いてもいないし、がっかりもしていない。
訂正する。少しがっかりはしたけど、
どうせなら、
最初は覚えていてほしい。
「また今度ね、夕鈴」
月明かりを浴びる髪に手を伸ばす。
金色に光って綺麗だった。






―――――――――――――――



あたまがいたい。

夕鈴はふらふらしなから、寝台から上半身だけ起き上がった。
太陽の光がいつもと違う角度で窓から差し込んでいる。
きっと寝坊だ。
重たい身体を一生懸命持ち上げる。
肌寒いと思ったら、寝衣が少し乱れて衿が大きくあいていた。
すぐに着替えるつもりではいるが、空気が冷たいのでしっかり直す。
「…ん?」
そういえば、こんな夢を見た気がする。
この胸の大きく開いてしまったところを、直しては、またずるりと落ちて、肩にもひんやりと風があたった。
夢にしては空気の冷たさや、体の火照りが現実的だった。
頭と身体はぼんやりと熱くて、
着物がうっとうしいと思っていたのに、目の前にいる人は乱れた着物を許してくれなかった。
ああ、うっとうしい。
着物もそうなのだけど、放っておいてくれないのだってうっとうしい。
どうせ着物が乱れていようと、なにも身に着けずに目の前にいようと、
手なんか伸ばしてこないくせに。

「…ん?」

冷たい床に足が触れる。
数歩歩いたところで滑らかな感触にあたって、下を見た。
「これ、昨日寝るとき着てたはずなんだけど…?」
帯を寝衣を拾って、椅子にかけた。
「これも、昨日飲んで、片付けなかったのかしら」
机の上の湯のみに手を伸ばす。
すでに空になっていたけれど、甘い匂いに覚えがあった。
その匂いが鼻をつくと、
それに引き寄せられるように、つぎはぎな記憶がよみがえる。
ふわりふわりと楽しくて、
踊りたくなる気分だった。
目の前に大好きな人がいたから抱きついた。
手の触れた体はかたかった。
この人私のこと見てくれない。
私、好きだって思っても言えないの。
言っちゃいけないから言えないのに、好きにさせるようなことばっかりする。
そう思って、
いらいらして、
こっち見なさいよ、そういいたくて肩に手を伸ばした。
という、夢、でしょ?

「…ひ、」

夕鈴の手から湯のみが落ちた。




―――――――――――――

(2011.01.25)
スポンサーサイト
 
ふっ・・・・ふふふ・・・(爆笑・・・)
『★☆拍手☆★』その一言に尽きます☆
いやー!ホント、面白おかしすぎる♪特に陛下の夕鈴の酔っ払の対処の仕方に夕鈴の酔っ払い行動が
(TワT;)私もう泣き笑いたくなってきます(爆笑)

・・・ていうか夕鈴、何で酔っ払っていた筈なのにその日だけ(夢にされた陛下がなんとなく不憫;)行動を覚えているんだい・・・?
酒のネタの小説執筆頼む!
『おさけのせいなので』・・・が私的に凄く気に入ったのでリクエストしたいのですが宜しいですか?

(すぐという訳では無いので気長に)返事待ってます♪
幻想民族様
こんにちは!
そんなにおもしろいと思ってもらえるとは(笑)嬉しいです!
陛下は学習能力が高そうなので、1回夕鈴の酔っ払いを見たときに行動パターン把握済みなんだと思います。
振り回されないようにしてるけど、予想外に戸惑ってしまったりして…というのを想像するだけでにやにやとまりません。陛下が戸惑ったり焦ったり動揺したりするところって、なかなか見れなくて、いつも夕鈴のほうがぎゃーわーと忙しいですからね…酒の力をたまには借りないと!

夕鈴は弱いお酒だったら記憶全部ぶっとんだりしないと思いますけど、
そのへんは深く考えずに書いてしまってました(笑)

リクエストは、お話をいただくのは嬉しいのですが、今はお断りさせてください。
というのも、クリスマスのときに受け付けたものがまだ片付いていないうえ、
これから2月に入るとオフが忙しくなるので、
サイト自体も休憩(?)に入ってしまうかもしれないからです。
申し訳ありません。
さかなやさん♪
返信遅くなってすみません;;
別に急いでリクエストの内容を話して執筆して欲しいとかという事では全くありませんので、クリスマスの際に受け付けたものがひと段落したらお知らせ下さい♪
毎度、さかなやさんのサイト眺めて二次小説楽しんで読んでますので≪リクエスト求む≫とかコメント載せた時に教えて下さい(^-^)/♪
コメントの投稿
secret


トラックバック URL
http://osakanaya3.blog.fc2.com/tb.php/59-2a597bc1

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。