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おやすみ
登場人物 夕鈴、陛下
カップリング 陛下x夕鈴

・アホな短い話です。陛下がセクハラしてるだけ


続きからどうぞ!
―――――――――ー

「陛下?すみませんちょっと話が・・・あ、寝てる」
椅子に寄りかかったまま、黎翔は眠りについている。
こんなところで眠ってしまうなんて、よっぽど疲れているんだろう、と
夕鈴は心配そうな顔で彼に近づく。
どうせ寝るなら、自室の寝台に移動すればいいのに。
「もしもーし」
「ん・・・」
「起きないのかな」
顔を覗き込むと、黎翔の眉がすこしゆがんだ。
「ゆーりん、行かないで」
呟くように自分の名前を呼ばれ、思わずくすりと笑みがこぼれる。
「夢見てるんですか?大丈夫ですよ。どこにも行きません」
「ほんと?」
会話をしているのに、黎翔の声はふわふわと宙を漂ってはっきりしない音だ。
意識は戻っていないらしく、まだ夢の中。
「本当です」
夢のなかにいる人物に、言葉が通じているのか分からないが、
夕鈴ははっきりと答えた。
そのとたんに強い力で引っ張られる。
「はわっ」
椅子に顔をぶつけそうになったところを、なんとか手で支えて防いだ。
黎翔の顔はちょうど夕鈴の胸元にある。
強く抱きしめられると痛い。
「陛下、腕の力が強すぎますよ!」
ぐっと腕に力がこめられ、さらに息が苦しくなってしまう。
腰に巻かれていた腕が、夕鈴の存在を確かめるように、
足や肩に伸びる。
寝ぼけている人間を責めることはできない、けど、これは・・・。
黎翔の手が、夕鈴の腰から下がっていく。
「やっ、陛下!」
叩いても叫んでも、その腕が解かれることはない。
胸の間に男の人の顔があるなんて、今まで夕鈴は経験したことがない。
熱い息が布越しに伝わってくるようでいたたまれない。
恥ずかしい。
「寝ぼけないでください。起きて!起きてー!」
どれだけ呼んでも、全く聞こえていないようだった。





「夕鈴なんでそんなに機嫌悪いの?僕なにかした?」
「自分の胸にきいてください!」
「分からないよ。教えて?教えてくれないと反省もできないよ」
「言いたくないです。陛下のせいでもうお嫁にいけません、エッチ!」
「え」
「こっち見ないでください」
「もう夕鈴お嫁に来てるでしょ」
「これは臨時じゃないですか」
「じゃあ」
「ほんとにお妃になればっていう冗談は受け付けませんよ」
「冗談じゃないのに」
「うるさいです!もう、今日はもう口聞きませんからね!」
「えー(うーん、残念、もっと早く目を覚ませばよかった)」


―――――――

2011.11.08

セクハラ陛下。残念ながら記憶にない。
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