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【59話ネタバレ:SNSより】59話あたりの妄想とアンケート
お世話になっております。
9万HITから大分カウンターが回ってしまいましたが、
なんだか好き勝手なことをやってる割にいつも相手をしてくださり本当にありがとうございます。
以前申し上げておりました、
非王道カプについてアンケート取りたいというお話ですが、
作成していたら他にも色々聞きたいことがでてきて、
わりと長いのが出来てしまいました。
もしよかったらお付き合い下さると嬉しいです。
2週間くらいは置いてあると思います。
回答が必須の質問は1つだけですので、
そのほかは無回答でも送信可能でございます。

※ガラケーからは回答できないというお声を頂きました。記入して消えてしまってテンション下がった方、申し訳ありません。

そして名前公開していいか聞いておりましたが、誰がどの回答をしてくださったのか特定できないという事案が発生しているため、全て匿名でお受けすることに致しました。
不備が多くてすみせん。
すでに回答くださった方、
楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。

ご回答ありがとうございました!
回答はこちらから!



あと、追記はSNSにあげていた59話の妄想話です。
Uさんのネタをお借りいたしました。いつもありがとうございます。
つづきからどうぞ。

登場人物 陛下、夕鈴、方淵、水月
カップリング 多分陛下x夕鈴

・方淵がメインです

ーーーー
「娼館の調査?」
柳方淵は明らかに嫌そうな顔を隠さない。
国王の命令でさえ。
それは黎翔の想定内だ。
堅物の彼には足を踏み入れるのもおぞましい場所なのだろう。
初めてとは思えない。貴族の子息ならば無理やりでもそういう手ほどきは受けるはずだ。
黎翔は李順から受け取った資料を方淵に投げて渡した。
「表向きはただの料亭だ。
2階からは会員制で一見客は入れない。
ある程度の名前と金がなければな」
黎翔にしてはストレートで下品な言い方だ。
くだらない案件に苛立っているのだろう。
「最近そこにただの給仕の募集と称して、
何人か別の仕事をさせられているらしい。
本人達は口を割りたがらない。
こんなものその町で処理しろと言いたいところだが、
被害が多すぎて中央も無視できなくなった。
頼めるのがお前くらいしかいなくてな」
他の官吏は、
多かれ少なかれそのような場所に多く出入りをしているらしく、
どこでつながっているかも分からない。
真実を探るつもりで派遣して、いいように言いくるめられても困る。
そこまで説明をすると、
柳方淵は小さく頷いた。
「今夜出向いて見ます」





地図をもらった場所は下町の少しはずれにあった。
こんな整備もされていない道沿いに作られている店になど、
好んで立ち入るのは疑問だが、
一応評判はいいらしい。
一階は普通の料亭で、家族連れもおり賑わっている。
運ばれてきた料理も味は悪くない。
食器の質が料理の割には貧相だし、
内装も華やかそうにしているだけで、
近くで見れば欠陥に気が付く。
その上、この中でおぞましい犯罪が横行しているのかと思うと、
並んだ料理をひっくり返したくなる。
さっさと証拠をつかんで帰ろう。
今日中にこの店を潰してやる。
「おい」
給仕の1人を呼んで、責任者を呼び出させた。
「柳方淵様、いかがされましたか」
家の名前を先に出してあるので対応は迅速だった。
はじめは警戒をしていた店の店員達も、
羽振りよくしていれば我先にと用もないのに方淵の席に寄って来る。
「料理はよかった」
「ありがとうございます」
「しかし酒はもう少し種類はないのか。
それに店内が静かで退屈だ。何か余興は?」
「ご用意はございますが…」
「なら頼む。
内容は任せる。楽しめればなんでもいい」
「少々お待ち下さいませ」
責任者は一度席を離れる。
しばらくして先ほどと同じ笑顔のまま戻ってきた。
「…お席を移動していただきますが、よろしいですか」
「ああ」
責任者について店の奥の通路を進む。
何度も仕切りを抜けていく。
男は前を向いたままで方淵にいくつか質問をして、
問題がないと判断をしたのか、階段の前で止まった。
「この先は本来は会員の方しかご案内はしていないのですが…」
「では私は入れないな」
「本来ならば、左様でございます。
ですが、貴方様を退屈させたまま帰すわけには行きませんから」
方淵は近くに寄ってきた別の男に、
袋を渡した。
中身を確認すると、男は責任者になにか耳打ちをした。
「流石かの柳家のご子息様でございます。
個室をご用意いたします。
宴会もございますので、お好きなほうを」
「両方見たい」
「もちろんです」






いつものようにバイトを終わらせ着替えていると、
店の店主に声をかけられた。
「なあ夕鈴、
君とっても働きっぷりがいいからって、
お客さんから
もっと高単価の店に来ないかって話をもらったんだけど、
行ってみる?
もちろんここに残ってくれたら嬉しいけど、
生活もあるでしょ」
「え?!いいんですか」
人の良い店主は、
夕鈴の明らかに嬉しそうな反応に苦笑いした。
「そりゃあ、
うちももうちょっと時給出せたら呼び止められるけど、
人の出世を邪魔するわけにはいかないからさあ。
有名な高級料亭だよ。
お客さんも上客ばかりだから、
悪くはないよ。
面接だけ行ってみるかい」
「お願いします!」
李順からもらった退職金もあるし、
当面の生活には困らない。
しかし万が一のことを考えると、
やはり金はたくさんあったほうがいい。
青慎の受験のことを考えればあってもあっても足りないくらいだ。
試験官や、面倒を見てくれた先生達にもお礼を渡さなくてはいけないし、
受かっても落ちてもお金がかかるものなのだ。
面接に、と向かった料亭は有名なところで、
夕鈴も中には入ったことはないが、
何度か前を通ったことがあった。
紹介してくれた店主の名前を出すとすぐに奥に案内され、
なんと即日採用してもらうことができた。
元々のバイト先でてきぱき働く姿にすでに魅力を感じていたのだと、
雇い主は笑顔で答えてくれた。





「ラッキーだったわ」
初日は簡単な仕事の説明を受けて、
先輩の後に続いて料理を運ぶだけの簡単な仕事内容だ。
1階の広い店内は見渡しもよく働きやすい。
2階に続く通路が少し複雑なのと、
宴会場だけは片付けるのが大変そうだった。
そしてあちこちにある個室はどこも似たようで、
うっかりすると迷子になってしまいそうになる。
それにつけても、もともと飲食店勤務の長い夕鈴には新しいことはなかったし、
料理に使われる食材についても、
王宮で食べていたから詳しく説明できた。
衣装の露出が少々多いのが気になるが、
宴の席のものや、瑠霞姫に着せられたものと似たようなものだと思えば、
働いているうちにどうでもよくなった。
今日は大きな宴会があるから、と残業を頼まれても、
賃金が増えるから文句もない。
こんなこともあろうかと、
もともと青慎の夕飯は用意してある。
ざわざわと煩い宴会場は個室になっていて、
中にいる客の衣装も上等だ。
出される酒や料理も格が違う。
もしかしたら夕鈴の顔を知った人間がいるかも、
と警戒して辺りを見るが官吏らしき人間はほとんどいない。
それらしく服装をしている者も何人かいるが、
こっそり話を聞いていればどうも中央に出入りしているような立場ではない。
多分中央で働くような官吏や貴族は、
家に人を呼んで酒宴をするのだろうと推測して、
夕鈴はほっと息をついた。
高級料亭とは言っても、
中の下くらいの身分の騒がしい中年の宴は、
下町の宴会と対して差がないように思えてくる。
酔っ払いの相手も慣れている。
賃金が高い割には大した仕事内容ではなさそうで安心した。
頼まれる前にさっと出向いて酌をして、
食事が足りなそうなところに積極的に赴き料理の注文をとる。
料理の注文があれば酒は必ず追加だし、
できるだけ上質なものを頼んでもらう。
絡んでくる人間にはどんどん飲ませてつぶし、
寝てもらえば問題ない。
下町の大衆食堂の昼のピークに比べれば断然楽だった。
ふと、夕鈴の服の裾を掴まれた。
「なあ君、
名前を教えてくれないか」
若くはないが中年には少し早い年齢だ。
男の手が夕鈴の手首を掴む。
「名前ですか?」
「ああ。
細い手首だなあ。
君はいくらなの?この後私と…」
なんのことだろう。
疑問に思う夕鈴の腕を、
その男が引こうとしたところを、
だれかが間に挟まって阻止した。
あまりに強く腕を掴まれた男が、夕鈴を開放する。
「触るな、この女は私が買った」
「え?!柳家の…?なんでこんなところに…」
男はキッと睨まれるとそれ以上なにも言えず、
気まずそうにその場を立ち去った。
残された夕鈴はぽかんと口を開けたままで、
目の前に立つ青年を見ている。
すっと伸びた背筋に、
不機嫌そうな顔。
つややかな黒髪はひとつに結われて、
青年が振り向くと当時に植物のツルのようにしなやかに舞った。
「貴女はこんなところで何をしている」
その声はほとんど殺気といえるような怒りに満ちていた。
「柳、方淵殿…」
「私は自分の名前くらい把握している。
それより質問に答えろ」
夕鈴が方淵を見上げたままに固まっていると、
後ろからざわざわと声が聞こえてきた。
「来い」
無理やりに夕鈴の腕をひっぱり、
方淵は別室に連れて行った。
さきほど金を払ったときに用意してもらった部屋だ。
吐きそうになるほど強い香が炊いてあり、
赤っぽい桃色の灯りが悪趣味だった。
「な、なんでこんなところに」
「私の台詞だ。
貴女はここが何をしている場所か理解しているのか?
売春の斡旋業者だぞ。
その様子では知らなかったようだが、
衣装で推測もできんのか。その頭は飾りか。空なのか」
大きく開いた胸元を軽蔑するように目をやると、
夕鈴は顔を赤くして、すぐ近くにあった紗で隠した。
「宴でも、こういう格好はよくしてたから…」
「それは、陛下が近くにいたからだろう。
陛下を煩わせていないで、
さっさと後宮に帰れ。
これなら氾家にいるほうがまだマシだぞ」
「後宮には戻れません」
「わがままを言うな!
貴女のせいで今王宮は大混乱だ。
きちんと自分の役割を理解し、
あるべき場所に戻れ。
陛下の気持ちも考えろ。
そもそもなぜこんな貧困層の住む場所にいるのだ。
身を隠したつもりか?」
方淵が怒鳴ると、
夕鈴も負けじと強い目をして方淵を睨んだ。
「私は自分のわがままでここにいるんじゃないわ。
陛下は私のことなど、
気にかけてはいらっしゃいません。
この店のことは、
よく知りもせずに浅はかだったとは思うけれど、
この町が私のあるべき場所です!
貧困層なんかじゃないわ。普通よ。
後宮のほうが場違いだわ」
「馬鹿な。
陛下が本気で貴女を手放すわけがない」
「貴女の見てきた国王夫妻は幻だわ。
陛下は、私のことを愛したことは一度もありません」
なぜ、それを言う貴女が泣きそうな顔をする。
夕鈴は涙が落ちる前に走って去ってしまった。






「馬鹿めっ」
どん、と柳方淵は机を叩いた。
「やめてよ。
墨が飛び散るんだけど」
近くに座っていた氾水月が文句を言うと、
方淵は水月を無言で睨んだ。
昨夜の夕鈴の様子と、
その発言を思い出して方淵の苛立ちはひどくなるばかりだった。
自分の役割を認識していないばかりか、
陛下に、愛されていないとは。
陛下を疑うなんて、
あの愚妃、万死に値する。
「卑下しているようで言い訳ばかりの、
役目も果たそうとしない無能め。
絶対に許さん」
「ねえそれ私のことじゃないよね?
今日結構真面目に働いてるんだけど」
ぶつぶつと不吉なことを呟く方淵に、
水月が話しかけるが無視された。






料亭でのバイトはくびになってしまった、
と言うと食堂の店主は嬉しそうだった。
いつもの日々が戻ってきて、
夕鈴はあの日のショックを忘れられそうな気がした。
「お待ちどうさま!」
野菜炒めをテーブルに運ぶ。
フードを被った客はそう珍しくもないが、
お礼もなにもないのでなんだかムッとして顔を見ると、
目が合った。
「…!」
な、ななんでまた柳方淵が。
無言で出された料理を口に運んでいる。
話しかけたくても下手なことはできない夕鈴は、
ごゆっくり、と形式的な声かけをして、
急いで厨房に戻った。
なぜ。
本当になぜという言葉しか頭の中には浮かんでこない。
夕鈴の居場所を知ったからといって何かしてくるわけでもないし、
ただひたすらに料理を食べていることに疑問符が溢れて仕方ない。
いったい何をしに来たんだろう。
恐る恐るフロアに戻ると、もういなくなっていた。
「なんだったのかしら」
率先してゴミだしに向かう。
もう恐ろしくて店内にあまり顔を出したくない。
しばらく他のバイト先を探したほうがいいだろうか、
でも辞めたり戻ったりを繰り返したら迷惑だし…
と考えをめぐらせるが答えは出ない。
「おい」
ゴミを破棄場に投げ捨てたところで声をかけられる。
「なんでしょうか。
中央の官吏様がこんなゴミ臭いところにいていいのかしら」
「それを言うなら、
陛下の妃こそ、
こんなところにいるべきではないと思うが」
「だから私は違うんです」
「何が違う。
今更別人だと白を切るつもりか」
「そんなことないけど、
貴方には助けてもらったし…
つまり私は最初から妃じゃなかったんです」
「そんな虚言を誰が信じるか」
柳方淵は一歩も引かない。
ああ、めんどくさい。
夕鈴は黎翔の性格の二面性について話すわけにもいかないし、
アルバイトで妃をしていたことも言えない。
夕鈴はため息をついて柳方淵に向き直った。
「私は、陛下の気まぐれであの場所にいただけの、
なんのとりえもない下町の女よ。
いらなくなったから捨てられただけ。
女に傾倒して、国を荒らす王様じゃないってこと。
貴方の愛する陛下そのままじゃない。
満足?傷心の女性を追いかけて嫌味を言いに来てるの?
貴方暇なのね。
妃だなんだって持て囃されて調子にのってた馬鹿な身の程知らずが、
暇つぶしにつき合わされていたのも知らずに飽きられて捨てられて、
めそめそ泣いているのを見るのが楽しいわけ?ねえ?
陛下の寵愛が一時のものだって最初に言ったのは貴方じゃない。
一時どころか、あの人は私のこと、
愛したことなんかないわよ。良かったわねえ?
希望通りで!」
柳方淵が反撃する暇もなく言い切ると、
方淵は唖然としてしばらく口を塞ぐこともできずに立っていた。
おてんばとは言われていても、
王宮内でここまで口汚く煽ったことはない。
どうせ私は貧困層の出身で、
教養もおしとやかさもなんもないわよ。
「貴女は間違っている」
「なにが?」
「陛下の、貴女を見る目は、愛情だ」
「…帰ってくれる?」
「それは今も変わらない」
夕鈴は方淵を無視して、
店のほうに歩き始めた。
涙が出そうで、泣き顔は、見られたくなかった。










黎翔は政務室の手すりを撫でた。
浩大の報告によれば、
夕鈴は料亭で何かある前に自力で判断して辞めたらしい。
なにか他に言いたそうな顔をしていたが、
浩大はそれ以上の情報はよこさなかった。
柳方淵の報告も、
店を解体するのに十分だが、
どこか一部の情報を改ざんしているように見えた。
それは書面から読み取れるものではなくて、
報告者自身の表情から推測したのだが。
後ほどなにか持ってくるのだろうと判断し、
その場はなにも咎めなかった。

少し前まで、君がいた。

夕鈴が身を乗り出しそうになって、
危うく落ちかけたところだ。
王宮を歩くとどこにいても、
夕鈴といたころの思い出がふいによみがえってきて、
黎翔の体はその度に重たくなる。
温かく癒してくれていた本人がいなくなると、
もう会えない事実が同じくらい強い影響力を持って、
黎翔のことを傷つける。
表情に出しているつもりはない。
言葉にもなにもしていない。
しかし時々気遣うような顔をする官吏もいるから、
自分の演技は完璧ではないのだろうなと思う。
彼女くらいお人よしでないと、
騙しきれない。
カタ、と音がした。
音がしたほうを見ると、
氾水月が怪訝な顔をして立っていた。
「どうした」
いつも決して自分から近づいてこないのに、
話しかけられる距離にいるのは珍しい。
「いえ、なんでもございません」
「お前、そんな不思議そうな顔をしておいて、
私に黙っているのか。
なんでもないという顔ではなかったぞ」
ふん、と笑ってやると、
水月は青い顔になって震えた。
「申し訳ございません。
王に無礼をするつもりでは…ただ…」
「ただなんだ?」
「陛下の表情を見ていて、
ふと気付き…」
「…?」
「陛下と、この名前を出すことを許していただきたいのですが、
お妃様がご一緒でいらっしゃったとき、
とても腑に落ちないことがございました。
それが今、答えが出たものですから…」
「遠まわしな言い方をするな。
つまり?」
「陛下とお妃様は、
ご夫婦でいらっしゃるのに、
お互いを見る表情が、私にはどうにも合点がいかない点があったのですが…
今陛下の横顔を見ていたら、ふと…
陛下もお妃様も、互いが互いに、恋をしていたのだな、と」
水月はいよいよ俯いて、
最後はほとんど聞こえない声になっていた。
「そのように、思いまして…
申し訳ございません」
「互いが、互いにと?」
「…はい」
「そう震えるな」
今にも呼吸が止まりそうな水月の肩に手をやって、
そのまま黎翔は自分の部屋に向かった。
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きむさんへ
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
ありがとうございます~
つ、つづきですか…
続きは本誌です!多分!
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